なんかこう10年に一回くらいはこういう気をはく人がいるんだなーと思いつつ読みましたが、正直面白かったです。
欧米的な論理中心、なっちゃいない平等主義を批判するだけじゃなくて、今の日本の状況も大いに批判しつつ「お前らがんばれ」って励ましてくれてるそんな一冊でした。
日本語で自分の考えをうまく伝えることができないと、英語なんて役に立たないというのは、全くもってその通りだと思います。英語力といっても、結局のところ日本語で考えたことを(できれば瞬時に)頭の中で翻訳して話すという技術を表している、そんな気がします。その技術はなんとなく身につくと思うのですが、自分の考え(思想といったものも含む)を身につけるというのは普段からしっかりと意識して自分を振り返りつつ深くじっくり考えるということを繰り返す必要がありそうです。
最後の章は相当ご本人も盛り上がったようで、かなり面白い文章になっていました。
日本について知らないことが多いことを改めて思い知らされました。もうちょっと勉強しなきゃ。
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